「人生100年時代」のリフォーム再考(家を建てる時もぜひ考えたいこと)

みなさんこんにちは。気温が高くなって夏日のような暑さの日もありますが、いかがお過ごしでしょうか?
弊社では明日からクールビズ。TPOと気温に応じて体調管理第一でいきたいと思います。

今回はリフォームについて改めて考えるための記事にしましたのでぜひご覧ください!

さて早速ですがみなさん、ご高齢者が生活される持ち家のうちバリアフリー性能を備えた住宅は約半数、十分な温熱環境が整備された住宅はほんの一握りだという事実をご存知ですか?

実は・・・高齢者の事故の約8割が住宅で発生していると言われるほど、住まいには多くの危険が潜んでいます。😲

新居を購入して「夢のマイホーム!!」と胸が高鳴っていた時から一転・・・・

みなさんが大切にお住まいされる家だからこそ、高齢期を安心で健康的に過ごすためにもリフォームが必要です。

今回はリフォームをする際に必要とされる3つの能力とリフォームの際に特に配慮が必要な3つの項目についてご紹介します。

そろそろリフォームをお考えの方はもちろん、ご両親が安全・安心に生活できる環境を整えたいとお考えの方にもご参考になるかと思います。

【リフォームをする際に必要な3つの能力】

①判断する力:

リフォームをするにあたり、どの範囲をリフォームするのか、どのような仕様にリフォームするのかといったことなどについて事前に業者さんと打合せをする必要があります。工事範囲や仕様などによって当然ご予算も変わってくるので、これらのことについて自分で判断をできる必要があります。(ご家族に決めていただく場合であっても、どのようにリフォームすると使い勝手がよいかであったり、安心して生活を送ることができるかについて、ご意見を求められることがあります。)

②片付ける力:

リフォームをする際は、家財道具や電化製品などの移動が必要になる場合があります。またリフォームを機にご自宅のものを整理整頓される方が多いです。いずれの場合も、片付けをできる状態である必要があります。

③受け入れる力:

各メーカー様のたゆまぬ研究開発努力のおかげで、近年はより便利で快適な生活を送ることができる設備が次々と発売されています。リフォーム前に使用していた設備(機械)とは異なり新しいものを導入する場合は、使い方がこれまでとまったく異なるということもしばしば。ですが使い方に慣れるためには「従来のものとは操作方法が異なる」という事実を受け入れる必要があります。

以上のように、リフォームの計画~お引渡し後にわたってお施主様にも労力が求められるため、できるだけ元気で活力があるうちにリフォームをすることがおすすめです。

国土交通省では「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」を発表し、高齢化社会におけるリフォームのポイントについてまとめています。ぜひご参照ください。

https://www.mlit.go.jp/common/001282248.pdf

リフォームに必要な能力がどのようなものかわかったところで、それでは具体的にリフォームの際はどのようなポイントに気を付けたらよいか?という疑問を持たれる方も多いかと思います。リフォームはこれまでの生活と異なる生活空間をつくるという意味で、数多のポイントがありますが今回は特に重要な3点に絞ってご説明します。

【リフォームの際に特に配慮が必要な3項目】

①温熱環境:

リフォームで温熱環境を改善することによって、ヒートショック・熱中症の予防や運動機能の維持、血圧低減効果などを期待することができます。特に室内での熱中症は見過ごすことができないので、断熱性能だけでなく、日射遮蔽性能の向上も検討することがポイントです。

②外出しやすさ:

高齢化とともに高まるのが認知症のリスク。これはどのような原因で高まるかご存知ですか?一つには社会との関わりが薄れることで認知症のリスクが高まると言われています。そのため、社会とのかかわりをもつことができるように、外出をしやすい環境をつくることが大切です。その大きなポイントが家の中だけでなく玄関~道路までのバリアフリーです。転倒事故防止のために、身体の状態に合った形状のものを選び、最適な場所に設置するようにしましょう。

③トイレ・浴室の利便性Up

トイレや浴室の利用しやすさが「できるだけ長く自宅で過ごしたい」というニーズを満たす上で大切な要素であること間違いなし。例えばトイレについて。高齢者施設へのご入所を決めるきっかけとして「ご自身での排泄行為が難しくなった」ことを挙げられる方も多くいらっしゃいます。ご加齢による心身の変化を見通したトイレ計画が大切です。例えば、寝室とトイレを近接化するであったり、トイレに近い部屋を将来的に寝室として利用できるようにリフォームするといったことが考えられます。

人生100年時代。健康寿命が延びて、ついつい後回しにしがちなリフォームの計画。
今回ご説明したように、リフォームには考慮すべき項目が複数あり(今回は、温熱環境と外出しやすさとトイレ・浴室の利便性Upに絞りました)、これらを考慮し、実際に計画を進めていくうえで、「判断する力・片付ける力・受け入れる力」といった能力が必要不可欠です。

元気で活力があるうちに、改めて将来を見据えてリフォームについてお考えになってみてはいかがでしょうか?

親御さんのためにリフォームを!とお考えの方も、本記事のポイントをご理解いただいた上で、ご家族でお話合いをされるとよいかと思います。



最後になりましたが、弊社西内工務店㈱は石川県で注文住宅はもちろん、リフォームも積極的に対応させていただいております。
弊社HPに施工事例がございますので、ご覧いただけますと幸いです。

最近はHPをご覧になって、お問い合わせをいただくことも増えております。
それだけリフォームしたいけどどこにご相談したらいいかわからないという方もいらっしゃるのではないかと思っています。
リフォームHPはコチラ:西内工務店のリフォーム


みなさんがリフォームのご計画をとおして、将来にわたって安心・安全な暮らしを実現できるよう懇切丁寧にお手伝いさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。

参考:一般社団法人高齢者住宅協会様の特集「高齢期に備える早めのリフォーム」

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